1日飾りが良く無い理由
皆さん、お正月を迎えの準備は終わりましたか?
皆様は、11月中に大方のお掃除も終わり、
しめ縄による神さまの入られる領域の確保(結界)や、門松に代表される、お正月飾りはお済みのことと思います。
以前、1日飾りは良く無い理由について、お客様からご質問がございました。
あちらこちらの本などに、1日だけ飾るのは神さまに失礼だから、お葬式みたいだからとか、特に29日に飾ると苦しみに通じるから、など諸説書かれています。
しかしながら、国内の宗派には、例えば浄土真宗の一派では1日飾りします。
どれが正しいかと言うよりも、
大切ななことは、
神さまは、正月飾りをしたとたんに来る訳では無いと言うことです。
お正月さまは、そんなに気軽に来てはくれません。
1日飾ったら来られる訳では無いのです。
下の写真は、正月飾りのひとつ。
横に編まれた縄の長さと、紙垂やタレ(藁やスゲが下に飛び出したもの)の数で、結界の領域は大きくなる。
正月飾り飾りの代表である門松。
神さまが留まる依り代として作られている。
ですから遅くても、お正月飾りは、
納めの不動の12月28日には飾り付けておきます。
私の考えでは、12月23日の冬至である、暦の上の土用の日の下元が良いタイミングに思えます。
(松の内は、通常は12月13日から1月7日または15日
(関西、関東で違う)と、言われていますか、神迎のタイミング開始が23日が宜しく思います。)
都心では、よく年末の29日から31日の午前に急いで会社の入り口の両脇に、門松を運ぶ姿を目にすることがあります。
これでは、お正月の神さまは来ないのが普通で、最悪の場合には、貧乏神さまが、おこぼれに寄って来られるかもしれません。
神さまに気持ちよく来て頂くためにも、
お正月飾りは早めにしっかりと準備しましょう。
(注)
お正月さまとは、年神、歳神さまのこと。
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皆様の健やかな年末年始を祈念致しております。
お風邪などひかれませぬように、お過ごしくださいませ。
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なお、お陰様を持ちまして、なゆたセッションの7名様はすべて御依頼頂きました。
ありがとうごさいました。
次回の受付予定は、6月末の大祓前後となります。
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