寂しさの反対は(2)
寂しさの反対を表す言葉を
僕たちは持ち合わせていない。
けれども、
寂しさを感じている貴方をまるごと
大切に出来たらどうだろう。
きっと少し
人と違うとか、独りぼっちとか、
家族かいないとか、そういう寂しい自分を
好きになれるんじゃないかな
それから
雨やどりの方法を覚えようよ
容赦なく降る言葉や視線、それをかわすためにも
そんなところでいつも半分濡れてないで
ちゃんと心が寒くならない方法も知ろう
そうしたら
どんな言葉の渦に巻き込まれようと、
どんな苦しい光景を目の当たりにしようと、
きっと前よりは温かい中に戻れる
ちゃんと自分を見よう
忘れていた解けた靴ひも
そんなことにも注意して
髪の毛の一本さえも自分だってこと
愛おしく思おう
きみが大切にしてきた思い出も
悔いてしまった思い出も
あのひとも
あなたも
大切に
まるごと大切に生きよう
愛するということ
それは尊く思うこと
何よりも大切に思うことなんだから
それを感じる心を
身体を
まるごとに傷つかないように包んであげよう
そうしたら
もう寂しさの反対なんか探さなくたって
よくなるに違いないと思うんだ。
あなたの心と身体が追いつけなくて、
あなたの魂と心が少しだけ離れてしまった。
それがすべてさ。
心と身体がまた一つとして動けるようになれば、
寂しさの隙間が小さくなる。
そうしたら、あなたの一番好きな人や場所や趣味で
今のあなたの全てを受け入れて愛してあげて下さい。
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